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1章 開業前にやったこと、やらずに後悔したこと

trimmer.ko

1-1 この章で約束すること【遠回りを潰す】

出張トリミングカーは、開業してから頑張るより、開業前に「設計」を固めた人が勝ちます。
理由はシンプルで、開業後に直すと高くつくからです。料金も導線も車の仕様も、あとからの修正は痛い。

この章では、開業前にやるべきことを「順番つき」で整理します。
読んだあとに残るのは、この3つです。

開業前チェックリスト(そのまま使える)
やらないと起きる失敗パターン(先に潰せる)
回収に直結する判断基準(迷わなくなる)

1-2 開業前に決めるべきは「技術」より「設計」

技術は大事です。でも、技術があっても詰む人がいます。原因はほぼこの3つです。

単価設計が弱いから、忙しいのに残らない
予約導線が弱いから、単発で終わる
移動設計が甘いから、稼働が伸びない

0章で話した「手元に残る構造」は、開業前にここを決めているかでほぼ決まります。

1-3 開業前にやって良かったこと TOP3【ここが土台になる】

1-3-1 LINE導線を途中からでも入れて正解だった【WEB予約まで繋げた】

開業初期はLINEを導入していませんでした。
でも途中から導入し、導線上にWEB予約のシステムを置いたことで、予約が「運」ではなく「仕組み」になりました。

流れはこうです。

LINEを導入する
LINEの導線上でWEB予約を使う(EPARK→自作WEBシステム)
予約の入口を一本化して、やり取りのムダを減らす

出張は、施術だけでなく連絡や調整が増えやすいです。
入口がバラバラだと、対応が膨らんで疲弊します。
だから「予約の入口を一本化する」ことが効きます。

さらに、LINEでやって良かったのはここです。

トリミング後にお礼文を送る
次のトリミング時期の促しを送る

これでリピートが自然に増えます。
集客よりも先に、再来の仕組みを作る。ここが伸びる人の型です。

1-3-2 近隣の店舗型サロンより2,000円高くした【最初の単価設計が肝】

出張は移動が原価です。
店舗と同じ値段にすると、忙しいのに残らなくなります。

だから最初から、近隣の店舗型サロンより約2,000円高く設定しました。
この判断は、あとから効いてきます。

値上げは後からやりにくい
最初に安く取ると、その価格が基準になる
出張はコストが読めない月があるから、単価が低いと回収が遅れる

最初から単価を守ったことが、手元に残る構造の土台になりました。

1-3-3 効率より母数を優先して、出張範囲を広くした【拠点から半径30km】

最初の段階では、効率重視にしませんでした。
お客様の母数を集めるために、出張範囲を広くしました。(拠点から半径30kmほど)

そして現状も、この範囲は基本そのままです。
今は集客にあまり力を入れていませんが、広い範囲でやっているからこそ、時折「特別なお客様」との出会いがあります。

ここで大事なのは、広げること自体ではなく、意図を持って維持することです。

広い範囲を維持する理由がある(出会いの質を取りに行く)
無理な移動を増やさないルールがある(疲弊しない)
単価で移動コストを回収できる(残る設計になっている)

この3つが揃っているなら、範囲は広くても成立します。
逆に、どれかが欠けると移動で削られて伸びません。

1-4 やらずに後悔したこと TOP3【車制作で詰むポイント】

1-4-1 水の容量を見誤った

水が足りないと、現場で詰みます。
回転数が落ちます。回転数が落ちたら売上も落ちます。回収も遅れます。

起きること。

段取りが崩れて時間が伸びる
施術の質より「水が足りるか」が気になる
1日にこなせる頭数が減る

対策は、水の容量だけではなく、補給と運用まで含めて設計することです。
水は回転数を決める装置です。

1-4-2 電源の確保を最初からバッテリー搭載で考えておけば良かった

電源が弱いと、冬夏に確実に詰みます。
温度管理が必要な時期は、電源の弱さがそのまま売上の上限になります。

起きること。

機器が安定せず回転数が落ちる
稼働が怖くなり、無意識に予約を減らす
結果として回収が遅れる

対策は「電源は余裕を持つ」です。
バッテリー搭載を最初から前提にすると、季節の壁を越えやすくなります。

1-4-3 エアコンは日本製にするべきだった【壊れた後が地獄】

海外製は、壊れた時に詰みます。
部品が足りない、部品を仕入れるのに時間がかかる、入手困難。現実に起きます。

起きること。

修理待ちが長引く
夏冬に止まる
回転数が落ちる
売上が落ちる
回収が遅れる

だからエアコンは日本製が現実的です。
「壊れにくい」だけじゃなく「直る」ことが重要です。出張は止まったら終わりです。

1-5 断熱は悩むところだが、結論はこれ【施術空間を狭くして効かせる】

断熱剤をどこに、どう仕込むかは判断が難しいです。
ただ現場では結論があります。

施術場所の空間をなるべく狭くした方が、断熱効果が出る

空間が広いと、冷やす/温める対象が増えて効きが落ちます。
効きが落ちると、冬夏に回転数が落ちます。
回転数が落ちたら、売上も回収も落ちます。

断熱は快適性の話ではありません。稼働の話です。

1-6 開業前の最短ルート【順番で勝つ】

最後に、迷わない順番を置きます。
この順番でやればブレません。

1 予約導線(LINE)を固める
2 単価設計(店舗より安くしない。出張の原価を入れる)
3 移動設計(広げるフェーズと絞るフェーズを分ける)
4 車制作(回転数が落ちない仕様。水と電源と温度管理)
5 回収設計(最低売上ラインを決める)

1-7 次章予告 2章 開業資金と回収計画

次章では、開業資金を「安く済ませる」ではなく、回収できる設計として整理します。

車両と設備にいくら掛けるべきか
回収期間はどう設計するか
削っていい所/削ると詰む所

ここまで踏み込んで書きます。

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